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神社案内

終戦八十年へ向かって

石川護國神社 宮司 高井良直 昨年は終戦七十年の節目の年でしたが、その年も過ぎ終戦八十年へ向って歩み始めました。これからの十年間は、護國神社がやらねばならない今後への課題が多くあり、正に正念場の十年間ではないかと思う。

 昨年は、多くの人々が戦争のことについて語り「戦争はもう二度と行ってはならぬ」と強調して云うが、その後の詳しい戦争の話をせずに終えてしまうことが多く見られ、残念な思いであった。

 どんな人達が、どんな戦いをし、どんな思いで死を迎えたか、
勇ましい特攻隊のことは知っているが、その特攻隊員が出撃の前夜は仲間と酒を飲んで馬鹿騒ぎをしたが、翌日の出撃当日は誰もが無口で、黙ったまま飛び去ったと云う話。また終戦も近い南方のミレー島で弾薬がなく、食糧物資も届かない孤島で若い
多くの兵隊さんが、飢餓との戦いで力尽きて餓死した話。等々の話を聞きその兵隊さん達はどんなに辛くそして苦しんだことでしょう。兵隊さん達はこのような詠を残しています。
「何故に吾を生みたりしと 父母迄も 恨むる程に 心荒べり」
「ひもじかと 問ふも愚かぞ 此の頃は 死にたる人を 幸に思ほゆ」

 二十代の若者達に課せられたこの苦しみはもはや、戦争の中だけではなく、人の心まで侵されようとしている。「天皇陛下萬歳」と多くの若者達が花と散った。世相の違いはあったにせよ、多くの若者達の真の心は、ひいては「みんな元気に幸せに生きてくれ」と叫んでいった若者も多く居たと思う。この若者達の思いをご遺族の人達はあまり語ろうとはしなかった。このやさしい力強い英霊等の思いをじっと胸に留めて、生きて来られたご遺族の人達の気持はわからぬことはないのですが、やはりこれからはせめて家族の人達にだけでも、この英霊感謝の気持を大いに語って欲しいと思い ます。これからは英霊顕彰や英霊感謝の気持をいかに持ち続けるか?これはご遺族のみならず日本国民の一人一人が一番先に考えねばならない事であり、これを教えなかった学校の責任をいつまでも言い続ける時ではなく、大人達が声を大にして子供達に教え伝えていく時代が来たと思います。

 近頃、ご家族連れでお詣りされる七五三詣などでは、明るく心暖まる光景が見られます。ご家族連れの面々は、先祖のお爺ちゃんの神社でお祓いを受けようと、神社の控室に大(おお)お爺ちゃん達、お爺ちゃん達お父さん達そしてお祓いの子供達と、賑やかなことである。着飾ってはしゃぐ子供達を終始笑顔で見守る老夫婦は、英霊の忘れ形見の遺児(おさなご)達の現在の姿である。これまで苦しい時代はあったにせよ、この人達の母(英霊の妻)と共に歩んで来た過去を考える時、お鎮まりのお父上に心静かに安心してお眠り下さいと言える一瞬ではないでしょうか。

 やがて終戦八十年を迎える、これからの時代は英霊顕彰とは何か?それは各々が英霊を思う気持であり、その大前提には感謝と云う理念を忘れてはならない。護國神社はご遺族だけの神社ではなく、広く日本国民全体の神社であることをもっと多くの人達に、知ってもらわなければならないと強く思います。

護國神社の由来

石川護國神社の由来

家族と郷土の繁栄を見守り、人々が歩み進める人生においてふりかかる災いを鎮め、日々の生活を安全に、そして安心して送れることを祈り続けておられる神様です。


 石川護國神社には、石川県出身の英霊(戦没者の御霊)をお祀りしてあります。
 明治元年の戊辰の役(北越戦争)で戦死した加賀藩の百八名の戦没者の御霊を、同三年、卯辰山に招魂社を造営して祀ったのが創まりです。


 以来、西南の役、日清日露の両戦役、支那事変(日中戦争)、大東亜戦争までの英霊、44,832柱を合わせ祀ってあります。(このうち、第九師団管下の富山・福井・岐阜・滋賀県出身の英霊10,919柱が含まれます)

石川護國神社の由来

 昭和十年に卯辰山の招魂社から、小立野練兵場の一部である現在地に遷座されました。遷座にあたって、石川県・第九師団・県下市町村その他有志により奉賛会が組織され、二年半の歳月を費やして、境内地を造成、本殿以下社殿及び工作物が造営されました。


 昭和十四年社名が石川護國神社と改称されました。その後、昭和四十五年に御創立百年記念大祭、昭和五十九年に御遷座五十年記念大祭、平成二年に御創立百二十年記念大祭、平成十二年に御創立百三十年記念大祭、平成十七年に終戦六十年臨時大祭、平成二十二年に御創立百四十年記念大祭が執行されました。

万灯みたままつりの幻想的なあんどんの灯り

護國の杜に囲まれた暗闇は、幻想的な空間が広がり、
普段の生活では味わえない、素敵な空間・時間を過ごすことができます。
あんどんの灯りは期間中、夕刻より翌朝まで灯されます。

石川護國神社までの交通アクセス

・金沢駅より車で15分(駐車場 約50台)
・金沢駅東口バスターミナル7番のりばから約20分、「出羽町」下車徒歩2分
・文化財指定庭園、特別名勝兼六園「小立野口」から徒歩2分


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