石川護國神社には、明治以来の幾度かの戦争において、国家と郷土・家族のために尊い命を捧げ、
戦死された方々の御霊を、特に尊んでご英霊と称え、神としてお祀りいたしております。
現在のわが国の平和と繁栄は、このご英霊の大きなお守りのお蔭であることを、私達は決して忘れてはなりません。
そのご英霊を祀る石川護國神社を末永く護持し、ご英霊の尊いご遺志を伝えるために、趣旨にご賛同いただきたく存じます。
明治三年、金沢卯辰山に招魂社を建立し、
明治元年の戊辰の役で戦病死した加賀藩士百八柱の御霊を祀ったのが、石川護國神社の創まりであります。
そして、昭和十年に現在地に新社殿を造営し、卯辰山の招魂社より御霊をお遷ししました。
以来、西南の役、日清・日露戦役、支那事変(日中戦争)、
大東亜戦争における郷土出身の戦没者四万四千八百余柱の英霊を祀って、現在にいたりました。
参拝者の初穂料、賽銭など、その大半を占める遺族の奉賛によって神社が維持されてきましたが、
現在、その遺族の方々もその数が激減しており、神社の将来を考えますと憂慮にたえない思いがいたします。
今後とも、護國神社が永遠に護持されることを念願し、本会の目的達成のために、
更に年会費を納入する会員を増やしつつ、活動を続けてまいる所存であります。
何卒、この志を御理解いただき、心からなる御賛同を賜りますようお願い申し上げます。